11月11日(日)は川越日大会の例会に出席しました。一部では元大東文化大学陸上部監督青葉昌幸先生(関東学生陸上競技連盟会長・日大文理学部出身)による箱根駅伝を話題にした「スポーツと私」という講演でした。先生は箱根駅伝で大東大の黄金時代を築いた名監督であることは駅伝ファンの方ならどなたもご存知だと思います。
箱根駅伝のエピソードを織り交ぜる講演のなかでも特に「大一番で子どもたちに最高のパフォーマンスをさせるには冷静さが大切であり、冷静さを持たせる行動を日常させなければいけません。」というお話は聞き入りました。行動とは日常での生活において自分のことは自分でやる。特に下足を揃えることの大切さ。例えばトイレでサンダルが乱れていれば人が見ていなくても揃えること。これが冷静さを身に着け、本番であがらない気持ちをつくり最高の力を発揮させることになるそうです。
剣道は所作のひとつとして下足を揃えることをうるさく指導します。しかし、単に所作としてのみ考えており、冷静さを持たせることまで気づきませんでした。
二部の懇親会では早速、中学の子ども達を例に問いかけ「試合まえのアップで上っ調子にならずに集中できれば本番も強い。ここは日常からの冷静さを持つことが根本にあります。」と教えていただけました。即ち、あわてず冷静に物事に取り組む要素は日常にあるのです。大一番での上がり防止や最大の力の発揮の要素とも言えます。剣道における所作はすべて冷静さを持たせることにもなると考えました。
来年のお正月は日大、大東大とも出場です。家族で応援に出かける予定です。応援の楽しみが倍増した講演会でした。