10月26日から2泊3日で、剣道専門社会体育指導員(初級)研修に参加しました。
通信教育と論文の事前課題をこなし、研修での講義と実技。それに伴う試験を繰り返し合否が判定されます。無事に合格できたのですが、実践あっての資格です。これからどのように生かすかが課題です。
どんな習い事にも技術、技能に優れている人がいます。剣道においても同じです。要因は才能や努力等様々です。この研修は自身の技術や技能を高めることではなく「教える・指導する」ことを学ぶ研修でした。
「上手な人=指導者」という幻想はありませんか。もしかしたらそれは「上手な人=習いたい人」かもしれません。整理すると「上手な人→習いたい人→指導者」のベクトルが理想かもしれません。技能も指導も上手いという方はいらっしゃいますが、そうではない方、または下手でも指導はピカ一の方もいらっしゃるかもしれません。
教える・指導することも技術・技能であるために、学ぶ必要があります。特に剣道においては子どもや学生を指導する機会が多いために一層生かすことができます。
指導者のあり方から始まり、歴史・指導論と指導方法・トレーニング原理と理論・事故防止と救急対応等々、様々な角度から剣道を学ぶことが学習者を動機づけるよりよい指導者への近道だと知りました。また、試合に勝たせることは指導の一部分であって、生きる力を持つ生涯剣道を教えていくことこそ大切であることを学んで帰ってきました。
朝7時半から夜7時までのハードな日程を乗り切り、体力に自信をもったのもつかの間、午後からは疲れが押し寄せてフラフラの一日でした。