週末。川越武道館での稽古。
最後にお願いしたK先生。高年齢とお見受けしてもここぞと出ると前で打たれてしまう。
剣道における強さは一般的な年齢と比例しない。
終了後「強いですね」というお言葉に身が縮まりながらお年をそろりと聞くと何と80歳!
年齢に負けない気持ちをもって前へ出ることを心がけているというお話をいただく。
西洋的時間ではない東洋の時間を体感する瞬間である。そして剣道家のプライドを思う。
近代的感性で社会や人間を理解しようとしても限度がある。克えることができるひとつに武道の身体的感性がある。
言葉と技術のみで解決できないものを武道が負えればと思う。
ポストモダンがここにある。