新年も明け、昨日は成人式。元々15日の成人式も最近は11日が不自然でなくなる。
今年も荒れた成人式もあったようだが、刀匠を目指す20歳の若者がニュースで取り上げられていた。
目指すべきものがない学生時代から、ふと見た刀の本に魅かれ弟子入りをしたそうである。
技術を磨いていく修行がこれから始まるのだなとぼーっと思っていたところ。
親方曰く「技術的なことはやっていれば問題ない。それよりも作品には毎日の生活があらわれる。そこが大切だ。」というお話にはっとさせられた。
スキルという言葉がもっともらしく語られる昨今。小手先の技術ではなく生活から生まれるものが感動を呼ぶものではないかと考えさせられた。
福岡出身の彼を応援するとともに六段へ挑むあらたな気持が持てたような気がする。
新年2回目。範士八段Ｋ先生がお越しいただき稽古をつけていただく。そのあとN先生と相面で汗を流す。