令和5年4月から、自転車に乗るにはヘルメットの着用が努力義務とされました。
自転車事故の死亡原因は、頭部損傷が多いことから法令化されました。交通事故によるいわゆる「30日死亡」では、歩行者18%に対し自転車31%。このうち自転車の頭部損傷を原因としたものは、83%と大変高くなっています。
着用率は、高校生以上になると大変低く、特に女性は平均2,5%と低くなっています。またH着用(着用し離脱なし)という分類からH非着用(着用せず、もしくは離脱)との死亡割合は0,22%と0,59%と大きくその効果を判断することができます。
「脱着がめんどう」「髪が乱れる」「飛ばさないから」など非着用の理由があるようですが、着用の効果を、このようなデータから理解いただきヘルメットの着用をお願いいたします。
参考文献
公益財団法人交通事故総合分析センター イタルダインフォメーション2023 No.144
2023年10月5日(木)