2022年2月10日(木)

スポーツ・運動

【剣道日誌】日々健康

 日曜日の朝は剣道のお稽古だ。日曜日の朝くらいゆっくりしてればいいものを、一人でいそいそと出かける。2月の朝は寒さが厳しく、裸足は足先の感覚が全くなくなり、小手の稽古では、冷たくしびれる腕は打たれ、冷たいか痛いかわからなくなる。
 西洋合理主義で行くと、スポーツには適切な季節があり、この寒い中裸足で打ち合うなど、野蛮極まりない。アカギレとシモヤケができるし、健康によくないかも。しかし「寒さのなかでも行う価値観がどこにあるのか。」仏教では、有名な千日回峰行などの行がある。滝行などは神道の信仰心である「清める」につながるのかもしれない。共通するのは心身一如。これには放下が必要だと考える。
 この季節は一番つらいが、面を外したあとのポカポカ感は何事にも変えられず、春のお稽古は、充実感で一杯になること。もっと長くとらえると、人生のなかで、つらい時期が必ずあるとすれば、疑似体験かもしれない。
 「日々何が健康なのか」を考えると、冬のお稽古のように、データで健康を観察するだけではなく、一日が終わるとき心身とも充実感を持てることかもしれない。